#2 【クロノスの商人が教える】新米トレーダーは欲と恐怖心に動かされ取引をする!

クロノスの商人(@ChronoMerchant)が教える、新米トレーダー向けの「FXで資産を増やす」方法第2回目です!

 

新米トレーダーは欲と恐怖心に動かされ取引をする。
金持ちトレーダーは取引プランを使う。
新米トレーダーは今までよりもっと心の準備ができているような気がした。
今こそ真剣に取り組む時だ。
取引プランを作り上げなければならない。

 

しかしまず、幾つかわからないことに回答を見つけなければ。
彼は本棚からお気に入りの投資関連本を取り出して、取引計画について書かれた章を開いた。

  1. 取引を始めるシグナルとなるものは何か?
  2. いつ売るのか?
  3. 一つの取引でどれくらいリスクを負うか?
  4. 取引サイズはどうか?
  5. どの銘柄を取引するか?
  6. どのくらいの期間、それを保有するのか?
  7. 自分の取引システムの有益性をいかにテストするか?
  8. 期待利益に対するリスクの割合はどうか?

これらのことを考慮して、新米トレーダーは様々なことを決めていった。

 

自分は上昇トレンドに沿った取引をするつもりだ、と彼は考えた。
だから、必要なのはいつ買いに入るかのシグナルとその時の取引量だろう。

 

だから、支持線のところで買うのではなく、最高値を更新したときか、もしくは移動平均線か主要な価格の抵抗を上抜けした時に買い注文を出すべきだろう。
彼はまた、一回の取引につきわずかに5%までをリスクとして許容することに決めた。
これにより、今まで何度も読んだことのある、いわゆる破滅のリスクが大幅に減ることになるだろう。

もし5,000ドルに値する取引をした場合、トータルで250ドル、すなわちそれが500株の取引量であれば、1株につき50セントまでということになる。

 

彼の保有するSRRS株ではストップロス注文(注文方法の一つで逆指値注文とも言う。この場合、これ以上の損失(ロス)拡大を防ぐために損切りすることになるので、その意味でストップロス注文としている。)の価格が8・85ドルということになる。

 

彼はそれを9・35ドルで買い、まだ500株保有しているわけだから。
ところで、SRRS株はいつ売ればいいのだろう?ストップロスが決まっているのだから、利食いの計画も立てておく必要がある

 

彼が考えていた目標株価は12ドルだ。
しかし、もし11・99ドルまで上がって、そこで反転してしまったらどうすればいいのだろう?よもや落ちるにまかせて利益を手放すなんてことはしないだろう。保有したままさらに価格が落ち続けて購入価格を下回ってしまい、かえって損失を出すなんてバカなまねはできない。

 

彼は、ストップロスの価格を株価に追尾させて、価格が5%落ちたらそこで利食いするトレイリング・ストップ注文の設定が一番良いのではないかと考えた。
価格が堅調に9・85ドルまで伸びた場合、反落して9・35ドルになったら、そこで収支とんとんで取引を終えるということになる。

 

もし、さらに上の11・99ドルまで上がって、それから11・19ドルまで落ちたとしても、50セント幅の設定であれば11・49ドルで仕切ることになり、十分おいしい利益になる。
利益を全部手放すといったことを避ける売り計画をこれで持ったことになる。

 

しかしながら、この取引システムがうまく作動するには、株が理想的な上昇基調にある必要がある。
相場全体が強気なら、もちろんうまく行くだろう。
株価が通常の幅で値動きすれば、利益は理想的に膨らみ、ストップロス注文が何度も引き出されるようなことはないだろう。

 

取引の金額的なサイズは5,000ドルで、どんなに多く株式を買うとしても一つの銘柄について、その金額を越えないようにしよう。
流動性のために少なくとも一日の取引量が100万株あるような、注目されている株を取引することにしよう。
一日の取引レンジが4%以内に納まるような銘柄だ。
そうしておけば、ボラティリティのためにストップロス注文が誘発されてしまうことは避けられるはずだ。

 

さらに、もしベストな銘柄を選べたとしたら、その株価は決算発表までに15%上昇してもおかしくない。
一部はそれ以上に50%UPとか、トレンドが変わるまでに倍になるといったこともありえるだろう。
この戦略なら、勝ち組銘柄を選べば大金を得られるだろうが、買い注文は素早く入れる必要がある。
彼は上昇トレンドの最初の4%をみすみす逃して、遅れて買いに入るようなわけにはいかなかった。
一日に大幅に値動きするような銘柄であれば、それが確実に上昇トレンドにあり、簡単に5%下落して彼のストップロス注文が出されてしまうようなことがないとはっきりしていることが重要だ。

 

というわけで、彼は上昇トレンドが始まったところで自動的に株を買えるように、買いの逆指値注文を入れるべきだと判断した。
彼のプランは、株を買い、5%下落することがない限り、なるべく長く保有するというものだった。
株価の急変動によっては、買ったその日に売却を強いられて、彼が結果的にデイトレーダーになってしまうこともありうる。

 

一方で、5%下落することなく上昇を続けて株価が倍になるようなことがあれば、一年以上にわたって保有することもありうる。
彼は一度の取引について、5%もしくは250ドルのリスクを負うが、利益は無限大だ。
取引システムをテストするには、紙の上でバーチャルに取引してみるか、パソコンのシミュレーターを使ってみるしかないが、彼の銘柄の選び方は、今回はかなり主観的に選んだものだったので、それ含めてプログラムするのは無理だろう。
新米トレーダーは彼の取引プランに自信を感じた
これまで読んだ多くの投資の本に書かれていた提言に素直に従ったものだし、金持ちトレーダーのアドバイスにも従っている。

 

ここでまた金持ちトレーダーを煩わす必要はないような気がする。
もう十分、やっかいになったじゃないか?彼は新規ビジネスのプロジェクト資料を作成しているビジネスマンのような気分になってきた。
以前の、自分の突発的な考えで取引したときに感じたアドレナリンが走る感覚とはかなり異なる感覚だった。
一瞬、彼は自分の取引プランが積極性に欠けるのではないかと思った
自分はもう少しリスクを取るべきじゃないだろうか。
一取引につき250ドルというのは、これまでの労力に見合う額だろうか?彼の欲望はもっとアグレッシブな取引プランを要求していた。

 

彼の欲望は一年でミリオネアになることを渇望しているのであって、数百ドルをちまちま取引したいのではないのだ。
欲望が彼をよりアグレッシブな取引へと誘うのにつれて、恐怖が彼の心を侵食してきた。
疑いの念が心の底からわきあがってくるのを彼は感じた。
最初の10回の取引を続けて負けてしまったらどうなるのか?そうなると2,500ドルが吹き飛ぶことになる。
2,500ドルを稼ぐのは大変だったんだ。
もう一度貯めようとしたら4、5か月はかかるんじゃないか!彼はむかむかしてきた。
「そうする価値があるってのか!?」彼は自分の本職と副業のことに思いが及ぶと、声を上げて叫んだ。

 

彼は以前読んだ巨万の富を築いた人々の伝説を思い出し、金持ちトレーダーが手にしている自由をうらやんだ。
金持ちトレーダーは素晴らしい家を所有し、レポートを提出しなければならないような仕事もない。
ボスもいないし、スケジュールもない。
彼は大学をドロップアウトしたにもかかわらず、大金持ちになったのだ

 

新米トレーダーは決断を下した。
ただ諦めて残りの人生をあくせく働くのか、もしくはこの富への旅程を続けるのか?そう思うと決断は早かった。
自分はトレーダーになるのだ。
他のどんな職業が、このようなチャンスと成功への可能性をくれるというのだろう?これは懸命に頑張ってビジネススキルを学べば、最終的には勝てる宝くじみたいなものだ。

 

自分はトレーダーになる道を進むのだ。
学び成長する過程で恐怖も興奮も経験するのだ