#3【クロノスの商人が教える】 新米トレーダーは損をするたびに投資手法をころころ変える

クロノスの商人(@ChronoMerchant)が教える、新米トレーダー向けの「FXで資産を増やす」方法第3回目です!!

先日こんなツイートをしました。

 

 

新米トレーダーは損してもすぐに手法を変えるな!!

 

この記事では、新人トレーダー物語風にトレードの流れや注意点などを書いています。

金持ちトレーダーはたとえ一時的に負けていても勝てる戦略をとり続ける。月曜日の朝だったが、新米トレーダーはこの時間は先生と一緒に過ごしたほうが有益だろうと考えた。

これは取引についての勉強の一環だ。

彼は次のような様々な情報源から、どんな大切なことを学んだかを思い描いた。

  1. 先生 彼は株式投資で成功している。
  2. 書籍 成功した投資家の抱く原理原則を学べる。
  3. チャート 繰り返し現れるパターンについて研究できる。
  4. アイデアや取引内容について情報を共有できる信頼できる友人
  5. 取引日誌 自分自身について、また取引システムについて教えてくれる。

これが成功への彼の鍵だ。

 

彼は学ぼうという意欲に満ちており、もう失敗を繰り返すまいと考えていた。金持ちトレーダーの家のドアをノックすると、いつもと負けじ劣らじの速さで金持ちトレーダーが現れた。

新米トレーダーには、彼が株価ストリーマーやCNBCにへばりついていないことが未だによく理解できなかった。中に入って落ち着くとすぐ、新米トレーダーは口を滑らした。

「まだ取引してますよね?まさか引退したとか?」

「取引は続けているよ。ただ、私のアプローチはそれほどアグレッシブではないのでね」

と金持ちトレーダーは答えた。

「それはどういうことですか?」

「私は現在、株価指数を用いたトレンド追従型のシステムを使っているんだ。その取引システムでは、シグナルが出た場合に日々の取引時間の最後で調整すればいいだけになっているんだ」

「僕は、成功しているトレーダーは皆、パソコンのディスプレイに一日中へばりついて、ニュースを全て見逃さず、ストレスを跳ね返し、汗をかきながら必死に売り買いをしているとばかり考えていました」

「私の個人的なシステムが今そうだというだけだよ。このシステムが性に合っているんでね。もちろん、デイトレーダーやスウィングトレーダーのように一日中、活発に取引して、それで儲けているトレーダーもいるんだ。私の個人的意見だが、トレンド追従型の手法は最も効果的だと判断している。それにトレンドは数か月続くこともあるんだ。

とは言え、正しいルール、というか当たっているルールに則っていれば、誰もが様々な方法で儲けることができるんだよ。規律のあるトレーダーは、どんなシステムでも確率的に有利であれば儲けることができる。しかし、規律のないトレーダーは、どのようなシステムでも負けてしまう。

なぜなら彼らはシステムに従わないからだ。彼らはシグナルシグナルに従うのではなく、シグナルを自分で判定しようとしてしまう。価格や出来高が語りかけてくるものに従わず、相場を予想しようとしてしまうのだ。

一番悲しむべきことは、そうした人々は何度か小さな損失を出すと、それですぐにそのシステムを諦めてしまう。次の何回かの取引が実は大きな利益を生み、それまでの損失をカバーできるかも知れないのにだ。

私の使っているシステムの良いところは、それが非常にシンプルで、トレンドを捕まえたらほとんど調整する必要がないまま、大きな利益を生むということだ」

「では、トレンド追従型を推奨するんですか?」

「あくまで私の勧めるのは、以前議論したような原理原則に従うということさ。そこから自分に合った取引スタイルで取引をするんだ。どうやったら気分よく取引ができる?パソコンの前に一日中座って、少ない値動きを大口取引で利益を上げたいかい?それとも、ただトレンドに従って、移動平均線などのテクニカル指標をサインにして指数の取引をしたいかい?

ボリンジャーバンドはどうだ?チャート上でローワーバンドに達したら買い、アッパーバンドに達したら売るか、もしくは空売りするというのは?成長株投資というのも手だ。収支報告に期待がもてるような注目株を、チャートを使って売り買いのポイントを見極めて投資する方法だ。他のどんな仕事とも同じさ。信じて夢中になれることなら成功できるんだ」

「私は一番儲かることをしたいだけなんです……」

「これで利益が上がるのだと信用を持っているシステムに、規律を保つ姿勢で長期に渡って従うのが、最も儲かる方法だよ」

「うーん、意味がわかりません。私が実際に従う取引システムが、それが最も儲かるシステムだと言うんですか?一番収益性の高いシステムシステムに私が従わないということもありえるじゃないですか?」

「一部の人々はごく自然な安値拾いの投資家で、彼らにとってある株価や指数が史上最高値の時に買いに入るのは、明らかに性向に反する。多分、移動平均線の支持線まで反落するか、もしくはボリンジャーバンドのローワーバンドまで反落するのを待つだろう。そうした人々も、ウォッチリストに入れた銘柄の上昇トレンド中に調整局面を捕まえて買いを入れ、利益を上げることはできるだろう。

逆に非常にアグレッシブな投資家がいて、彼にとっては価格の上抜けの時点で、その株がテクニカル的に非常に強く、買い手がかなり強気だということを意味しており、買いに入るほうが適当だと思うかもしれない。

この投資家はいずれ一度上がり始めたらどこまでも落ちないようなバケモノ株を買うことになって大成功するかもしれない。どちらのスタンスも長期的には成功するだろう。なぜならどちらも首尾一貫したシステムを用いているからだ。

しかし、アグレッシブなトレーダーがいつまでも起きないかもしれない反落を待っていたらバカだろうし、安値買いの投資家が史上最高値で買うなんて、その後の数日間、株価がどう動こうが気分が悪いだろう。

つまり、彼らはどちらも自分の取引について快適に感じる状態ではないので、それが転じて長期的には不成功へとつながるのだ。アグレッシブなトレーダーは痺れを切らして、すでに十分に上昇してしまった株をまさに反落のタイミングで買ってしまうかもしれない。

安値拾いを狙っていたトレーダーは、値動きにほんの少し弱いサインが出ただけでパニックに陥り、高すぎたとばかりにまさに上昇を始める手前で売ってしまうかもしれない」

「どうしたら投資で成功できるのかまとめていただけませんか?」

「ふむ……」

金持ちトレーダーは口ごもった。これまで相場で彼を成功に導いたものが何だったのか、ゆっくりと思い出していた。

「そうだな……

  1. 非常に興味があって、それが当たっていると思える取引スタイルを見つけること。
  2. そのスタイルについてできるかぎり全てを学ぶこと。
  3. 過去データ上で利益が上がるシステムを作り上げること。
  4. そのシステムで取引する候補となる銘柄、もしくはファンドを探し、ウォッチリストを作り上げること。
  5. 数か月間に渡って、異なる市況の中でそれをシミュレーションで試験し、現状でもそれがうまくはたらくか確かめること。
  6. 利益があがると納得したら、非常に少ないポジション、手数料を払ってかろうじてプラスになるくらいのポジションでそれを始めること。
  7. 自分のシステムに絡む動きを理解したら、ゆっくりとポジションサイズを増やしていくこと。
  8. 成功した投資家の著作を読んで学び、成長し続けること。
  9. 経験豊富なトレーダーとのつながりを絶やさず、トレーダーとして成長すること。
  10. 自分の取引手法を他のトレーダーと議論し、正しい方向性を維持すること

これらは金持ちトレーダーの単なる意見ではなく、実際、これらのおかげで彼はミリオネアになれたのだ

彼の特質の多くは、これまで彼が調べてそこから学んだ伝説的投資家たちと共有されているものだった。

金持ちトレーダーは続けた。

 

「新米トレーダーの君は研修医のインターンみたいなもので、あらゆるフィールドからどの薬が効くかサンプル採取を重ねなければならない。

デイトレード、スウィングトレード、ポジショントレード、成長株投資、トレンド追従型とすべてこなしてみるべきだろう。動きが早い株と遅い株とでそれぞれウォッチリストを作り上げなければならない。

それには大型株、小型株、インデックス投信、レバレッジ投信も含めて選ぶべきだろう。

興味があることは追求し、バーチャルか、もしくは小さなポジションで実験をしなければならない。取引するときの自分の感情に耳を傾けるんだ。かかるストレスによっては、値動きが激しい銘柄は君が取引するにはあまりに変動が大きいと気づくかも知れない。

退屈だとするなら、君のシステムは費やす時間に対して十分なリターンを得られていないということなのかも知れない。取引に対する自信のなさは、過去データからのパフォーマンスが信頼するには不十分だということを表しているのかも知れない」

「と言うことは、僕は単に儲かるシステムを探しているというわけではない……?」

「リスクとリターンに対する君の許容力とシステムが合っていなければ、そしてそのパフォーマンスに君が信頼を与えることができないのなら、成功する可能性というのはかなり低いだろうね。君のシステムが成功するかどうかはこれらの指標で図ることができる」

金持ちトレーダーは白い紙を一枚取り出して新米トレーダーに説明した。

  1. 勝率:勝った取引を総取引数で割る。
  2. 損益レシオ:利益の平均額を損失の平均額で割る。
  3. 一番勝ったときの利益額
  4. 一番損したときの損失額
  5. 勝った取引の平均利益額
  6. 負けた取引の平均損失額
  7. 最も大きい損失を出したときの萎縮率:続けざまに出した損失が一番大きかったときの金額を取引前の資金額で割った数字。
  8. 損失を出したときの平均萎縮率:続けざまに損失を出したときに、その金額を取引前の資金額で割り、それを負けた回数で割った数字。
  9. 負け続けた時の最大の回数⑩勝ち続けたときの最大の回数
  10. 異なる期間における、それぞれの利益率「これらを記録することで、自分のシステムに対する信頼を築くことができる。

「100回取引をしたら、自分の取引が異なる市場の状況でどのようなパフォーマンスを見せるのかパターンが見えてくるだろう。

また、もっと良いパフォーマンスを上げるために調整するべきことも見えてくるかも知れない。

トレイリング・ストップの価格幅を広げるとか、ある特定の銘柄で効果が大きいとか、などなどね。

重要なのは、君が相場がこうだと信じていることにマッチしている取引システムを作り上げることができるかどうか。

そのシステムにはっきりとわかる優位さがあり、リスクがコントロールできていて、信頼を寄せることができ、長期間にわたって資本を運用できるように頑強に信じて保持できる、そんなシステム作りを継続して取り組むことができるかどうかだ」